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破裂頭蓋内動脈瘤 2,143 例における開頭手術(クリッピング術)と血管内治療(コイル塞栓術)に関する無作為臨床試験(ISAT)

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ISATは、破裂脳動脈瘤治療における血管内治療(コイル塞栓術)と開頭手術(クリッピング術)の安全性と有効性を比較した唯一の多施設共同の治療時無作為ふりわけ臨床試験です。どちらの治療選択肢にも適合する破裂脳動脈瘤症例を対象にしたところ、コイル塞栓術は開頭手術(クリッピング術)と比べて、術後1年の無障害生存率が高い結果が得られました。

*Molyneux A, Kerr R, Stratton I, Sandercock P, Clarke M, Shrimpton J, Holman R. International Subarachnoid Aneurysm Trial (ISAT) of neurosurgical clipping versus endovascular coiling in 2143 patients with ruptured intracranial aneurysms: a randomised trial. Lancet. 2002: 360: 1267-74.

我が国における破裂脳動脈瘤塞栓術多施設共同研究:Retrograde Endovascular Subarachnoid Aneurysm Treatment (RESAT)

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国内の脳血管内治療の中心的施設における脳動脈瘤塞栓術の治療成績をISAT報告前6年間と報告後1年間に分けて集計し報告されました。国内ではこれまで高齢者・重症者・手術が困難な後方循環の症例を多く治療していますが、高い技術的成功率と比較的低い合併症率・再出血率により社会・家庭復帰率が72%以上と満足すべき結果を残していました。ISAT報告および国内の良好な治療実績を背景に、多くの研究参加施設で脳血管内治療を考慮した治療選択が行われるようになりました。

*日本脳神経血管内治療学会ホームページ

くも膜下出血の予後とカリフォルニアの病院での治療症例数との関連性

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1990年から1999年に、くも膜下出血であると初めて診断をされて救急診療部からカリフォルニアの非連邦病院に送られたすべての患者さんの退院後の予後が検討されました。結果は、くも膜下出血症例を多く治療している病院は院内死亡率がかなり低いことが認められました。

*Bardach NS, et al. Association between subarachnoid hemorrhage outcomes and number of cases treated at California hospitals. Stroke. 2002 Jul; 33(7): 1851-6.

カリフォルニアにおける未破裂脳動脈瘤の治療

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開頭手術(クリッピング術)の治療結果と比較した血管内治療(コイル塞栓術)の影響を決定するために、すべての破裂脳動脈瘤についての診断内容がカリフォルニア州の退院歴データベースから集積されました。それによると、開頭手術と比べて、未破裂動脈瘤の血管内治療は有害事象のリスクの減少、医療費の低減、入院期間の短縮が認められました。

*Johnston SC. Treatment of Unruptured Cerebral Aneurysms in California. Stroke. 2001 Mar; 32(3):597-605.

未破裂脳動脈瘤に関する血管内治療(コイル塞栓術)と開頭手術(クリッピング術):リスクの比較

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過去治療例の分析によって、カリフォルニア州立大学サンフランシスコ病院での130例の未破裂動脈瘤の血管内治療と開頭手術(クリッピング術)の比較を実施しました。結果は、血管内治療は開頭手術と比較して有害事象の減少、医療費用の低減、入院期間および回復期間の短縮が認められました。

*Johnston SC, et.al. Endovascular and Surgical Treatment of Unruptured Cerebral Aneurysms: Comparison of Risks. Ann Neurology 2000; 48:11-19.

大学病院における未破裂頭蓋内動脈瘤の開頭手術と血管内治療

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3年半にわたって、60の大学病院にて未破裂動脈瘤に関する開頭手術(クリッピング術)とコイル塞栓術での有害事象、入院期間、費用を比較しました。それによると、血管内治療は開頭手術(クリッピング術)と比べて、有害事象の減少、医療費の低減、入院期間と回復期間の短縮が認められました。

*Johnston SC, et. al. Surgical and Endovascular Treatment of Unruptured Cerebral Aneurysms at University Hospitals. Neurology 1999; 52:1799-1805.